コンビニで働くの巻
趣味なら楽しく働ける
時折、
働くって何???と、
悩みのパンドラの箱を開けてしまうヒツジ。
ところが、
唯一楽しく働けることがあるのです。
それは、
趣味としてのWワーク。
現在の職場のような、
多忙極まりない職種の時はNGですが、
非正規雇用をしていると、
なんせ精神的負担が軽いため、
帰宅してから結構余裕があることが。
出社時にタイムカードを押して、
仕事して、
タイムカードを押して退社で終了の、
いかに健康的なことか!!
と、失くしてわかるこういう幸せ。
ピッキングの非正規雇用時代、
ヒツジは大好きなL○SONで、
深夜バイトをしておりました。

なぜセブンイレブンじゃなく、
ファミマでもなく、
L○WSONかと言うと…
暇そうだから(笑)
あとは客層が、
アニメ好きやアイドル好きの、
コアな人が来そうな感じで、
お店の雰囲気がいつも平和そうだったから。
そして何より、
ローソンのコーヒーが好きだったから。
もうこれだけの理由があれば、
社会見学がてら働かない理由はない!
L○WSON店長Tくん
履歴書をもっていって、
自分の稼働可能時間を伝え、
数日すると電話がかかってきました。
さらっと面接をして、
そのままシフトの調整。
ヒツジは百貨店で接客をしてたので、
この手のバイトは落ちることがまずないです。
一緒に組むことになったのは、
店長のT君(当時27歳)。
このお店にはオーナーがいて、
T君は雇われ店長として、
オーナーの会社の社員扱い。
想像通りのアニメオタク(笑)
ヒツジはアニメは興味ないけれど、
「おたく」になれる人が結構好きでして。
人のためにもならないことに、
一生懸命になれるって、
とっても素敵な才能だと思うのです。
損得じゃなくて、好きか嫌いかで没頭できる。
アニメオタクゆえ、
彼の言葉の使い方は癖が強い!
それさえ聞き流すことができれば、
深夜勤務のペアとしては、
結構良い感じのT君なのです。
コンビニの申し子
T君は中卒。
自動車免許もないとのこと。
深夜の業務に、
自宅から20分ほどの店舗へ、
自転車で通っていました。
彼曰く(ちょっと虚言癖あり)、
中学卒業後、
大検を受けて合格したとか。
なぜ進学しなかったかは知らないけど、
そのまま、
コンビニ街道一直線らしいのです。
確かに、
彼の知識には偏りがあるなぁと。
アニメオタクならではの、
言葉のおかしな使い方も気にはなる。
でも、
実に心優しい青年です。
何よりも、
コンビニ業務が完璧なのです。
コンビニって、
外国人でもできるんだから、
簡単なんじゃない?って思ってません?
そりゃ、
陳列してレジするだけなら簡単です。
これが、
陳列・レジ・受発注から、
端末の操作や入金処理、
L○WSONの場合、
宅配は郵便局なので、
それの対応や、
自賠責保険加入の手続きから、
外国人向け電話カード販売などなど、
まぁ多岐にわたるわけです。
ヒツジは接客とレジこそできるけれど、
通常業務をしながらの、
ゆうパックの受付や、
端末(○ッピーとかね)の苦情相談や、
ポイントカードの扱いなど、
1人ではお店に立つことは難しかったですね。
L○WSONは、
コーヒーも店員さんが淹れるので、
レジ打ちながら、
コーヒーセットして…的なことも大変。
レジ前に「おでん」が設置される季節は、
もっと大変です。
「おでん」のお世話も当然しますし、
同時進行で、
総菜をあげたりすることもね。
でも、
趣味だから楽しいのだけれど💛
一生の仕事としては絶対無理!
でもT君は、
すべての業務を、
いとも華麗にこなすのです。
本当に動きに無駄がない。
尊敬の二文字しか浮かばない…
深夜に働くことは
一番は時給が高い!
そしてお客様が少ない。
これアドバンテージね(=゚ω゚)ノ
勿論、
深夜は大変なこともございます。
近くのコンビニで強盗が発生しました。
おまわりさんがやってきて、
「あそこのファミマで強盗が入りました。
気を付けてくださいね」
と、恐怖心だけおいていったりね。
どう気をつけろってよ(-_-メ)
とある晩は、
父と子の親子喧嘩が勃発しました。
父親は鉄パイプを持ち出し、
暴れはじめ、
T君がバックヤードで警察に電話する間、
ヒツジはレジ前で、
非常ボタンに手をかけながら、
待機していたことも。
この場合、
事情聴取がとても長いらしく、
T君は年上のヒツジに気を使い、
警察が来る前に帰してくれたっけね。
T君本当に良い若者なんです。
コンビニグルメ堪能
ヒツジが勤めていた店舗は、
持ち帰りはNGだけれど、
廃棄になったお弁当などは、
バックヤード限定で、
好きなだけ食べて良いルール。
当時非正規雇用だったヒツジにとって、
食に困らないってのは本当にありがたいもの。
叙々苑サラダとか、
ロールケーキとか、
幸せとともにいただいておりました。
これもね、
完璧なWワークのバイトさんだから、
単純に幸せ堪能できただけで、
受発注や売り上げにかかわると、
「廃棄」はシビアな問題だろうけれど。
入れ替わりのバイトさん(多くは学生)と、
一緒にバックヤードで食べる、
廃棄弁当パーティーが、
本当に楽しかった思い出なのでした。
ひつじ のROOM - 欲しい! に出会える。 (rakuten.co.jp)
このブログでは illust STAMPO さんのイラストを利用させていただいております。
写真はフリー素材「ぱくたそ」さんを利用しています。
ありがとうございます(#^^#)
大変お世話になっておりますいらすとやさんには心から感謝です。