非正規雇用で働くということ②

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流通業(ピッキング)Kくん 25歳(当時)

ピッキング業に集まる人々

ヒツジが一番長く働いた現場である。

仕事はがっつり肉体労働。

万歩計をつけると平気で2万歩を超えた。

会社から支給される軍手は1週間も持たずに穴が開き、

夏にはTシャツをしぼれば汗がしたたり落ちる現場。

そんな仕事に集まってくる人々と言うと…

  1. 家に居場所がない老人(男性)
  2. フィットネスを兼ねて働く主婦
  3. 何の資格もない若者
  4. 免許停止になった運転手
  5. 前科のある方々

などなどバラエティにとんでいる。

いちばん害のあるのが1番目。

長年働いた会社を定年退職。

しかし嘱託の声もかからず、

「どうぞどうぞ」と追い出された感じ。

家にいれば奥様に煙たがられ、

ピッキングの仕事では体力がついてこず。

ハンドリフトさえ扱えず、

休憩時間は「わしは元〇〇の仕事で…」と、

つつらつつらと話し続ける。

気づこうかMr.。

誰もあなたの話なんて聞いちゃいねぇ。

どうでもいいからハンドリフトくらい使ってくださいな。

ヒツジはスーパーフウテンフリーター!
フォークリフトの資格あるからね…そこをおどき!

 

逆に5番の方は一緒にいて実は楽しい。

どこかで道をはずれてしまったがためにお縄になっただけ。

人生について苦労もしてるし、

肉体労働にも慣れてらっしゃる。

時折切れて喧嘩っぱやいのは面倒だけれど、

自分の味方につけていれば心強いことこの上なし。

ある意味社員よりも色々な効力を発揮する。

まぁヒツジが出会った人が、
たまたまそうであった確立高し(^^;)

 

2番については正直うらやましかったかも。

2万歩あるいて力仕事こなしたならば、

太るわけもなく。

腰痛さえなければ、健康体そのもの。

まぁ99%腰痛になるけどな💦

とにもかくにもスポーツクラブ要らずでね、

おまけにお金もゲットしてくる奥様。

素敵の他に言葉がみつからない。

たまたまだと思われるが、

ヒツジが働いていたその現場は、

男より女の方が仕事も早く的確だった。

ヒツジも20Kgくらいの荷物なら一人で積み荷するし、

端末操作からコンテナの整理までなんでもした。

 

君はなんでもできるけど、が、しかしだ。

しかしK君だけは違った。

若いので仕事も早くハンドリフトなどもうまい。

端末もヒツジ同様操作するし、

何よりもミスの少ない男だった。

基本的には無口な男だ。

自分の自慢以外は…。

そうK君は自意識過剰男。

とは言えその職場で使える男性はK君くらい。

自意識過剰は仕事には無関係。

ほぼほぼ問題はなかった。

ところが事件は彼が勤続2年目くらいにおきた。

社員に何かを注意されたとたん切れた。

もう完全なる子どものように。

K君は正社員として働いたことがない。

働いたことがないまま非正規として25歳になっていた。

明らかに社会経験が少ない。

非正規には見えない正社員の仕事の深さはある。

正社員も非正規も同じくらいの期間経験するヒツジは、

同一労働なのに同一賃金じゃないのはおかしい!

という主張は時に疑問に感じる。

同一労働であってもその労働以外の責任や、

準備改善などをしているのは社員だ。

その報酬が賞与であり昇給だと思う。

K君はそのフレーズを言い始めた。

「同一労働してんのにおかしだろ」と。

その時の社員はかなり頭の回る男だったので、

じゃぁK君社員になってみるか?と声をかけた。

彼は結局社員にはならなかった。

彼曰くプライドが傷ついたとのこと。

ヒツジは思う。

K君は逃げたと。

K君は非正規雇用としては使える男だった。

しかし挨拶はできない、謝罪もできない。

後輩の指導もできなければ、自分以外の責任をとろうとしない。

非正規レベルの「できる男」は、

正社員レベルの「できる男」にはなれない。

 

その頃のヒツジは…

本気で非正規雇用で生きていこうと思っていた。

仕事なんてどうにでもなると思っていた。

フォークの資格も大型特殊免許あったし、

正社員に戻って精神的に追い込まれるくらいなら、

非正規雇用として時間通り働いて時給もらって、

気楽に生きて行こうと思っていた。

そんな時代もあったよね(笑)

 

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